自分のペースで歩きたい
普段の登山は2人以上で行っていましたが、写真が趣味でもあり景色や高山植物などの撮影をじっくりしたい、これがやってみたきっかけです。元々山は一人ではなく2名以上で行くのが普通だと思っていましたので、ソロ登山などは考えたことはありませんでした。やってみようと思ったきっかけは、単独登山をモットーにする主人公のストーリーの山岳小説を読んでいた際に、1枚の山の地図には歩いたルートを塗りつぶす、すべてのルートを塗りつぶした後は他の山に出掛けて同じことを繰り返すといった自分にはない登山のスタイルがあり、小説を読み進めて行く内に一人で行くのは寂しいものではあるけれど自分のペースで歩ける魅力がある、この魅力がソロ登山をやろうといった決意に繋がりました。
やってみて良かったことは、写真撮影中に他の仲間のことを意識せずに撮影に没頭できること、山小屋泊まりにしていたので、そこでは新しい仲間を作ることができたこと、自分と同じく単独で来ていた女性と知り合えたことなどが挙げられます。また、山岳小説の主人公と同じように山歩きができたことも良かった部分だと感じました。ちなみに、一人で山歩きをしていたときに風邪をひいて辛い思いをした、夏山での登山だったので天候が悪くなると雷が近くで鳴り響き怖い思いをしたこともありましたが、これは今思えば良い想い出です。
一人だと宿泊先の山小屋の中で、他のお客さんなどと打ち解けにくいのではないかと思っていたのですが、向こうから挨拶してくれる人が多かったり、何気にこんにちはといっただけで仲良くなれる人が多くいた点は、やってみて良かった点ですし、やり前に想像していたこととは違っていた部分といえます。それと、夏山登山は単独登攀する人も多いので一人で出かけてみたい場合は夏山に限りますね。
地図は登山には必須です
ソロ登山では一人で山に行くときの道具をすべて持ち歩くことになりますが、地図はこれから単独で出かけるときには欠かすことができないアイテムです。歩行時間が明記してある地図を用意するのがおすすめです。
おすすめ
山と渓谷は登山者にとってとても役立つ存在になってくれる雑誌ですが、7月号は夏山シーズン号でもあり、主要の山の登山地図が付録で付いてくるのでおすすめです。