生け花教室に通う時は流派を考慮するのがポイント

流派によって生け花のスタイルが変わる

これまで独学で生け花を嗜んでいましたが、折角なら正しい作法を学ぼうと思って50歳を過ぎてから生け花教室に通うようになりました。日本では「草月流」と「池坊」のほかに計60もの流派がありますが、私はこの2つの教室に通ってそれぞれの長所を吸収しています。

まず「草月流」の特徴は、生け花に創造性を組み入れることを重んじているところです。旧来の形式にとらわれず、生ける方の個性を発揮できるのが良い点です。そのため、外来種の花と日本固有の花を用いた色鮮やかで、生命力にあふれた作品作りができます。これとは反対なのが「池坊」の教室で、室町時代から長く続く形式を大切にされているところです。「池坊」では必ず季節に合った花しか作品内に取り入れることができず、さらに外来種の花を用いるのは禁止されているのが教室の特徴です。後ろから前に茎の高さを調整し、さらに左右対称となるように生けなくてはいけない規則もあります。

日本古来から続く華道の仕来たりを重んじられているので、正統派な華道を学べるところといえます。「草月流」と「池坊」を比較すると、「草月流」は自由度が高くなっているので創造性を強調したいという方にはおすすめの教室です。「池坊」の場合は華道の基礎をしっかりと学べるので、初めて生け花を体験する方に向いているところになっています。

生け花を始める時に準備するもの

「剪定はさみ」は生け花をする時に茎の長さを整えるのに必要となる道具です。刃渡りの長さが様々なので、ご自身の手に馴染んで使いやすいものを購入しましょう。

おすすめ

生け花の良さを記している書籍「花の道」著・假屋崎省吾がおすすめです。

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