世界的に有名な絶景ポイント
確か32歳の時だったと思います。何気なく見ていた旅行雑誌の一枚の写真に目が釘付けになりました。青く澄んだ水面とそれを包み込むような青の洞窟の写真です。説明には「マーブル・カテドラル」とあります。南米のパタゴニア地域にある世界的に有名な絶景ポイントということです。その写真にすっかり魅せられてしまった私は「いつか行ってみたい」と思いつつも、地球の裏側にある南米への旅行など、当時は夢物語に過ぎませんでした。
空港からの移動は結構長い
南米へ旅行する機会もないまま、15年ほどが経過しました。マーブル・カテドラルのことを忘れはしませんでしたが、仕事と家事に追われる生活を続けていたのです。そんなある日、夫が結婚20周年のお祝いに南米旅行をプレゼントしてくれました。もちろんマーブル・カテドラルも組み込まれています。有給休暇もたまっていたので、2人でついに南米の旅に出かけることになりました。チリのバルマセダ空港から車で約180キロ移動し、目的地のラゴ・ヘネラルカレーラ湖へ到着しました。移動時間が長く、道も良くなかったのを覚えています。
この世のものとは思えない絶景はまさにプライスレス
船に乗り15分ほど進むと、洞窟の入り口が連なった場所に到着しました。船はそのまま洞窟の中へと入っていきます。大理石で出来た真っ白い岩肌に湖面の色が反射し、見渡す限り青の世界です。岩肌は滑らかなマーブル模様を描き、この世のものとは思えない絶景でした。8日間の日程で料金は1人45万円ほどだそうですが、お金では買えない価値があると感じます。良い点は移動中も含めた景色で、満天の星空もおすすめできるポイントです。悪い点は宿泊施設の設備が粗末なことでしょうか。
※ページ内に使用している画像はイメージです。本文と異なる場合があります。