簡単ではないけど、何度も挑戦したくなった。
陶芸は1時間くらいでできる絵付けのコースと2時間くらいかけて形を作り、預けて焼いてもらって仕上げてもらう手びねりろくろコースがあります。きっかけは小学生の子供たちに経験させてやろうとしたのが始まりですが、家族みんなで夢中になりました。絵付けでも思うように物の絵をかくのは難しい、そして手びねりやろくろを使って、コップやお皿を作るのはまた、安定感を持たせたりバランスよく作るのがとても難しいと感じました。でも、やればやるほど面白く、凝れば凝るほど面白い形のものが出来上がります。そしてその土地土地の土や火の入れ方で焼き上がりはみんな違い、色合いが様々になります。一生懸命作ったそれらの一品はとても良い思い出となり、あそこに行ったときはこれを作ったねという会話が何年たっても家で話され、不格好な物であっても愛着のわく一品になります。
そしていろんな地域を訪れるたび家族とその土地の陶芸体験を行うことにしました。先生たちはどこも素人の私たちに一生懸命教えてくださり、記念となる良い品ができるように助言や手助けをしてくださいます。そういった会話もまた思い出の一つとなり、旅先での地域の人たちとのふれあいのひと時となります。子供たちも自分の気持ちを伝えたり、教えをこう経験となりました。いまでは子供たちも独立し、もっぱら出かけていくのは夫婦二人ののんびり旅になりましたが、旅行計画の中には可能な限り陶芸体験を入れています。想像するよりもずっととっつきやすく良かった体験なので何十年も続いてきました。プロが作られたその土地の陶器を買い求めるのとともに、自分でこしらえた一品を楽しむ旅になります。作り上げた作品は焼いてもらうために後日郵送になるのが普通です。届いて箱から取り出したときに、旅行先の空気もまた一緒に我が家に届くことになります。
ちょっとしたアドバイス
エプロンはあると服が汚れませんし、袖カバーもあると便利です。そして体力が要りますので軽い運動は続けておくと良いです。
おすすめ
岡山では岡山城で備前焼が作れます。倉敷ではアイビー工房があります。滋賀には水茎焼があり、信楽焼もあります。
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