最初はミーハーな気持ちで憧れているだけでした。
まだ独身の頃に食べたことのない美味しそうなものをお取り寄せしていることが時々ありました。特にフルーツは近所でなかなか良いものを見つけるのが難しく産地から直接取り寄せることも多かったです。そして、ある日見つけたのが千疋屋のマスクメロンでした。初めて買ったのは彼女と一緒に誕生日か記念日に食べるために購入したもので、最も安いものだったと思いますが、それでも確か10000円以上だった記憶があります。
買おうかどうか決めてるまでが長かった。
実は千疋屋のマスクメロンの存在を知ってすぐに購入したわけではありません。決して嗜好品に10000円を支払うことができない経済状況ではありませんでしたが、やはり果物にそれだけのお金を払うのには躊躇しました。そこで特別な日に彼女と一緒に食べようと思ったのですが、やはりそれでもなかなか決心がつきません。そして忘れたころにふと彼女とテレビを見ていると千疋屋のメロンが取り上げられていて彼女が食べたそうにしていたので思い切って購入してみました。
今までに食べたメロンとはまったくの別物でした。
そしてついに千疋屋で注文し届いたメロンを見てみると網目模様のきめ細やかさや真っすぐに伸びたヘタなど見た目からすでに風格が漂っているようでした。それから食べごろをチェックしあまり冷やしすぎないように食べる数時間前に冷蔵庫に入れるなど万全の準備をして、いざ食べてみるとそのまでの人生で食べてきたものとはまったくの別物でした。甘みは申し分ないのにそれでいてすっきりとした後味で、何よりもその香りはまさにメロンそのもので芳醇な香りの余韻が楽しめました。
筆者プロフィール
年代 30代
性別 男性
地域 京都府
著者が利用したサイト:千疋屋総本店オンラインショップ
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