いよいよ開催まで2年を切った2020年東京オリンピック。この大会で初めてエントリーが決まった種目のひとつに、スポーツクライミングがあります。カラフルなでこぼこのある壁を忍者のようによじのぼっていく光景、ニュースなどでいちどは目にしたことがあるのではないでしょうか?
とくに鍛えていない体では一見して「ムリ!」と感じる、このクライミング。当然アスリートが挑む壁を初心者がのぼるのはムリなのですが、スポーツクライミングの中の一種「ボルダリング」なら気軽にはじめられるとあって、今とても人気が出てきています。
▼ ボルダリングってどんなスポーツ?
ボルダリングもカラフルなでこぼこ(ホールドと言います)をよじのぼっていく点では、オリンピック競技のスポーツクライミングと同じです。ただ、壁の高さが低いものなら3mほど、高くても5m程度と低め。実際に壁を前にしても「頑張ればのぼれそう…!」と挫けないレベルです。近ごろはボルダリングができるスタジオがおどろくほど増えており、筆者の近所ではショッピングモールの中やアウトドア用品店に併設されるかたちで続々オープンしています。のぼる際にはボルダリングシューズと、「チョーク」と呼ばれる手につける滑り止めだけ必要になりますが、ほとんどのスタジオでレンタルがあるので、それこそ身ひとつで気軽にはじめられます。
▼ 運動と無縁のなまった体でも挑戦できる!
日ごろ運動していない体でのぼれるのだろうか…?とためらう人もいるかもしれませんが、最低限の筋肉があれば、女性でも中高年でも、ムキムキじゃなくてもまったく問題なし! もともと筋肉が少ない人でも楽しめるのがボルダリングのいいところなのです。実際ボルダリングスタジオに行くと、多くの女性や子ども、中高年の方々がのぼっています。もちろんある程度の筋肉は必要ですが、ボルダリングは筋肉だけに左右されず頭で考えたりテクニックを磨くことで上達するもの。しばらくはあちこちが筋肉痛になること必至ですが、続けていくことで、全身のインナーマッスルをゆっくりと鍛えていくことができるので、むしろ中高年にとっては激しい運動よりも続けやすいかもしれません。
ボルダリングはどこのスタジオでも難易度によってのぼる部分がレベル分けされているので、まずはいちばん易しいところから挑戦してみましょう。初心者向けの講習を行っているスタジオもたくさんあるので、ぜひ探してみてください。
筆者プロフィール
年代 30代後半
性別 女性
居住地 千葉県
趣味 ベースを弾く、ウォルアート
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