趣味として自然に親しんで
都会と言われる所で仕事をし結婚や子育てを夢中にしてきてそれも一段落と思った時に、これまで便利で生活をするには最適だと思っていてこれからもずっと暮らしていくことになるのは分かっている土地からちょっと離れてみたくなったのです。もちろん近場で自然が豊かでその上癒しとなる温泉などがある場所は多くありますが、それよりもう少し人里離れた所で、これまでの人生といえば大げさになりますが考えてみたくなりました。
大好きな作家の人の影響もあり
学生時代にはサークル活動として山登りもしたことがあり、その時の爽快感は忘れることはできませんが実際に空白期間が長くあると山登りをするだけの体力や装備を調える大変さはよく分かっています。そこで大好きな作家が長野県飯田市の下栗の里ほど美しく平和に満ちた所がないとあったのを思い出したのです。そこを訪れることは私が好きな山歩きをするにはぴったりな場所になると思ったのです。同じように子育てを終えて新たな目標を探しているクラスメートと出かけることにしました。
下調べより実際に見て行くのは格段の違いが
日本でこのような急峻な場所で住んで耕作をしている人たちがいらっしゃるということは、本当に大変なことだと一言で他人事のようにいえないような気持ちになった長野県飯田市の下栗の里でした。JR飯田駅からバスで1時間以上、片道700円かかります。さらに駐車場から20分ほど歩くので、気軽に行ける場所ではありません。誰もが行ける観光地のような体をなしていないところがまた素敵にそして恭しいような思いになったのです。そば処はんば亭さんで、お食事をいただくこともできます。イモ田楽は300円でした。騒々しい現実社会とまるでかけ離れたような地で静かに生活を営んでおられる方々に、敬意のような感じを持ちながら日常生活へと戻ってきました。
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